The East India Company

東インド会社の歴史

「東インド会社」は、エリザベス女王一世統治下の英国で1600年に勅命によって設立されました。

そして、世界中で最も強大かつ唯一の経済勢力となりました。

1615年東インド会社のイートン卿が日本の友人に宛『お茶』についての手紙を送ったとの記録が示すように、東インド会社の『お茶』はこの時代まで歴史を遡ります。

1664年に東インド会社が国王チャールズ二世に茶を献上して以来、英国内では紅茶を飲むことが流行しました。東インド会社はその当時中国からお茶を独占的に英国に供給し、18世紀には一大ブームを呼びました。

不名誉なボストン茶事件は東インド会社が英国の植民地である米国に強制的にお茶を輸出しようとしたためで、英国国王にとって非常に高価な代償を支払う結果となりました。

19世紀になって東インド会社はアッサムに有名な茶園を開設し、次いでダージリン、インド地方、 セイロン等に広げて行きました。ロンドンの東インド会社の館では毎週お茶のオークションが開かれ、ヨーロッパでのお茶の主要市場となっていました。東方からお茶を持ち帰る船は『ティークリッパー』として、エレガントな船形と高速艇で世に知られていました。その一例が、ロンドン・グリニッジにある『カティーサーク』号で、その当時の姿を今に留めています。

東インド会社ほど、輝かしくお茶の歴史にを名を留めた例はありません。今日の東インド会社は嘗ての豊かな経験を受け継ぎ、厳選した原料で最高品質の紅茶を作っています。イートン卿が今も生きていて、彼の経験と伝統を受け継いだ紅茶が、このような素晴らしい飲み物になったことを知ったら、賞賛するに違いないでしょう。